次亜塩素酸水のような塩素系消毒液がノロウィルスには
有効だけど、作り方も簡単でミルトンのような消毒液を
水で薄めるだけで家庭でも手軽に簡単にできるようです。
2013年からノロウィルスが日本全国で
流行してますよね。
ノロウィルスは知っての通り、主に接触・飛沫感染で
感染するウィルスで特効薬がありません。
また小児や年配の人が感染すれば
重症化の恐れもあり、年間何人かの犠牲者も
出ています。
なのでノロウィルスに感染しないことが
重要となってきます。
そのためにも、予防が大切!
ノロウィルスはアルコール消毒は効果がありません。
効果があるのは塩素系の消毒液なのです。
塩素系の消毒液?そんなの、近場に売ってないよ!
と思うかもしれませんが、以外にもスーパーなどで
簡単に手に入りますよ。
ここでは、スーパーでもすぐに手に入る物で
家庭でも簡単にできる次亜塩素酸水の作り方を
書いていきますね。
塩素系の消毒液は、普通にスーパーでも売っています。
ただ消毒液と名前が付いていないので、見逃しているだけなのです。
消毒液と名が付いているのは、哺乳瓶などを消毒するミルトン。
そして漂泊剤とか洗剤としての名前で有名なのがハイタ―です。
塩素系ものの特徴は匂いを嗅いでみると
つ~んと鼻につく臭いがします。
したがってハイタ―やミルトンなどには
次亜塩素酸水がすでに入っているので、
目的に応じて、これらを水で薄めるだけで
ノロウィルスの消毒液として使うことができます。
まずは、ノロウィルスの消毒液の濃さから。
ここでいう濃さとは次亜塩素酸がどれくらい入っているか?
という意味での濃さです。
専門用語では濃度とか言ってますね。
対象事例 |
次亜塩素酸の濃さ(%) |
床に便や嘔吐物付着 |
0.1 |
衣類などを浸けておく |
0.1 |
トイレの便座、ノブ、手すりなど |
0.02 |
食器の浸け置き |
0.02 |
上の表のように次亜塩素酸を水で薄めれば良いってわけ。
<ミルトンを使う場合>
ミルトンには次亜塩素酸が1%含まれています。
ということは、10倍に薄めると0.1%になります。
0.02%で使うには、50倍に薄めれば良いことになります。
薄めるにはミルトンを測りとるための容器と
水とミルトンを混ぜるための容器が必要です。
ミルトンを測りとるには、計量カップが一番良いです↓
無い場合は自分で作るしかありませんね。
ペットボトルのキャップが5mlなので、これを利用して作ります。
透けていて、なるべく細いプラスチック製の入れ物を2つ用意します。
まずは1つの入れ物で10mlの量の計量線を作ります。
ペットボトルのキャップで水を2杯コップに入れれば10mlなので
そのときの水面の高さにマジックで線を横に引きます。
こうしておけば、この線まで水を入れると10mlが
計りとれるというわけですね。
さらに、もう1つのコップに今度は1個目のコップを使い
10ml刻みに100mlまでの線を入れて行けば100mlまでの
計量コップの出来上がりです。
また500mlのペットボトルにつくって
霧吹きで使う場合にはペットボトル専用の
霧吹きキャップが便利です。
0.1%の場合の薄め方は、10倍に薄めればよいので
水500mlにミルトンを50ml混ぜ合わせます。
また、0.02%で使うには50倍に薄めるので
水500mlにミルトンが10mlとなります。
量を変える時の計算は10倍に薄める場合には
水:ミルトン=10:1なので、両辺を整数倍していけばよいです。
例えば、水を1ℓ(1000ml)にすれば、100倍になっているから
ミルトンの量も100倍の100mlになります。
50倍に薄める時も同じです。
水:ミルトン=50:1なので、水の量を20倍の1ℓ(1000ml)にすれば
ミルトンの量も20倍の20mlになります。
簡単でしょ?
因みにハイタ―の場合は5%の次亜塩素酸が入っているので
1%のミルトンにくべると1/5しか使わないですむことになります。
0.1%に薄めるときは、水の量が500mlならハイタ―の量は
ミルトンなら50ml必要でしたが、ハイタ―なら1/5で良いので
10mlになります。
ここでは次亜塩素酸の濃さをミルトンは1%、ハイタ―は5%としましたが、
詳しい濃さは商品の成分のところを見て下さい。